主治医の先生が気管切開したお子さんがいるから、会ってみないかって、つなげてくださって、そこのお父さん、お母さんに了承もらって、外来で来るときにじゃあ、会いましょうっていうことで。
その子が娘の1つ上から2つ上ぐらいだったんですけど、ものすごく元気に走り回ってて、気管切開するっていうことへの変なイメージが、全部、払拭されたんですよね。
はっきりとおっきな声でしゃべってたので、あっ、すごいと思って。
実際、そのご家族、お子さんに会えたのが、一番、気管切開することに前向きに考えていくきっかけになったのは事実ですね。
今だったらSNSがあるので、インスタとか、ハッシュタグでつながれる。
たまたま同じ県内に住んでる方で気管切開してるお子さんがいて、ちょっと早めに生まれて、軟化症だったのかな。
その子も、そのときで5歳か6歳ぐらいだったと思うんですけども、いっぱいしゃべってる動画をインスタでかなりアップされてて、こんなしゃべってんだって。
今思えば別に当たり前なんですけど、気管切開したら、勝手な思い込みで声が聞こえないと思ってたから、こんなにしゃべってるって妻にも見せて、すごいって。
それで、かなり前向きになって。
そのお母さんに直接メッセージを送って、実は今こういう状況で迷ってるんですって話したら、迷う気持ちすごく分かると。
ただ、自分たちはやってよかったと思ってますよって。
そういう経験者の言葉が、一番、背中を押してくれた。
なので、そのまま入院して待つよりは、早く病院から出て退院していろんな刺激に触れさせて、身体的ないろんな発達・発育をさせたいって、そっちに考えがシフトしていったんですよね。