―恨まれたら母が責任を持つっていう、まあ、そういう決断のところでちょっと続きとしてお伺いたいんですけど、お子さんはどう思ってるんだろうっていうのはどうでしょうか。
A:うちの子は、そうですね、コミュニケーションが今、取れるんで…ただ、しょっちゅうしょっちゅう、スラスラとコミュニケーション取れるわけじゃないんですね。
さっきお伝えしたように、もうどこも動いてないように見えるような彼、しゃべることもできないですから、じゃあどうやってって思われると思うんですけど。
ある方法*がありまして、それでしょっちゅうはできないけれども、その方法ができてすぐに私はそれを聞いたんです。コミュニケーションの先生の専門のところに行って、そういうコミュニケーションの取り方があると。
で、やっぱり一番に聞きたかったのは私もそのことで、手術どうなんだろうって。手術を受ける前だったんですね。気管切開のほうだったかな。「怖いけど、ママがいいって言ってくれるものだから頑張る」って言ってくれたんですね、そのときに。
ま、それ聞いてですね、ほっとしました。実はそのときはもう手術する流れになってたので…すごくほっとしましたね。
この言葉を私は聞けたからラッキーだったけれども、やっぱり聞けない状態のお子さんとか、親子関係もたくさんある中では、多分、私自身もそうだったと思う。聞けてなかったら、今でも悩んでたかもしれないですね。
よかったのかなあとかね。恨まれるって…恨まれていいさって覚悟は決めたものの、やっぱり嫌じゃないですか。ねえ、息子に後からそんなこと言われたら。
*この方のお子さんのコミュニケーション方法については、こちらをご参照ください。