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インタビュー時:40歳(2021年10月)
関係:母
医療的ケアのある子:長男11歳
首都圏在住。夫と長男の3人家族。
妊娠25週頃切迫早産で息子は生まれた。
生後まもなく人工呼吸器や経管栄養等の医療的ケアが始まったが、具体的な病名があげられるでもなく生後10か月まで入院した。
その間東日本大震災を経験した。息子は耳が聞こえず、話すことができないため、自分で人を呼ぶ手段を身に着けてほしいと思い、タブレットで意思表示する練習を親も勉強しながらしている。
将来は医療的ケアがあっても選択肢が持てるような社会環境を望む。
語りの内容
やっぱり(息子は)しゃべれないので、何か人を呼ぶツールみたいなのを身に付けてほしくて、家でもiPadとスイッチを使ってアプリを(入れて)やってみたりしていて。
学校でもやってほしいなあと思いつつ、去年までの先生はちょっとやってくれそうな感じだったんですけど、今年も言ってはいるけど、どうかな(笑)っていう感じで。
一応世間の流れ的にICT教育が入ってきているので、学校としてもやってほしいということは言っています。
――ICTって言うと具体的にどういうものが最新技術として取り入れられてるんでしょうか。
息子が使えるのはそんなにないので、iPadに画像を入れて文字を打ち込むとその文字を読んでくれるアプリがあるので、ポチって押したら「はい」って言ったりとか。
今日は何々をしましたって入力しておくと、ポチって押したら言ってくれるとかそういうのぐらいはできるようになってほしいなと思って。
親も勉強が必要ですけど、そういうのはやっていきたいなと思っています。