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インタビュー時の年齢:40歳(2021年8月)
関係:母
医療的ケアのある子:次女2歳
首都圏在住。夫と長女(7歳)、次女の4人家族。

次女は新生児仮死の状態で生まれ、NICU(新生児集中治療室)に入院。
腎機能にダメージを受けて尿が出ず、透析が必要な状態となった。
現在は自宅で腹膜透析と経鼻経管栄養の管理をしながら生活をしている。
小学校入学までには腎移植が必要であり、先の不安はあるが、現在保育園で充実した毎日を過ごしている。
子どもの入園を機に自分も復職した。

語りの内容

今入っている保育園は今年の4月から入園したんですけど、その直前の3月に今住んでる地域に引っ越してきて、新たな地域で保育園に入ったんですね。
3月に引っ越すことがもう分かってたので、去年まで住んでた地域にいながら今の自治体の保育課の方に問い合わせをしたり、地域の保育園にいろいろ電話を掛けてみて、そういった子どもを受け入れた実績があるかどうかとか、そういうことをいろいろ調査をしました。

見学に行ったりした中で、自治体によって医療的ケア児を受け入れるかどうかの方針もさまざまなんですよね。
前住んでた自治体だと、医ケア児とか障害児の専門のクラスがある保育園が存在していて、そこだったらすぐに受けられます。
ただし、普通の保育園では経管栄養とかケアがあると受けられませんと言われたんです。

今住んでる地区のほうは、専門の障害児クラスみたいなのはないんですけど、普通の保育園でも積極的に医ケア児とか障害児をできるだけ受け入れるっていう方針の自治体だったので、それは、逆に言えばありがたい。

ほかの普通のお子さんと同じように受け入れてもらえるっていうのは、とてもありがたい。本人の発達の面でもすごくいいので。
ただ、その中でも受け入れられる園とそうでない園とまちまちなので、自宅から近くの通える範囲のところに、片っ端から聞いてみるっていう感じで電話をしたり、見学に行ったりしました。

今入れることになった園は、うちからもすごく近くにあって、看護師さんがもともと1人常駐している園で、医ケア児を受けていた実績があった保育園だったので、こういう状況ですけど受け入れは大丈夫ですかっていうことを聞いたときに、自治体の保育課が決めることだけども、対応はできると思いますということを言ってくださった。

そういう話をある程度、幾つかの園とした上で、保育課の方と私と娘と面談して、状況を説明してっていう形で申し込み準備を去年の秋くらいから半年前くらいから準備してたっていう感じですね。

腹膜透析をしてる子どもが、日本の国内でもそうたくさんいないので、受け入れが初めてだっていうことで、すごく不安そうでもあったんですけど。
本人と面談してもらって、透析と経管栄養はしてるけど、元気に遊んでる様子を見てもらえたので、そこでちょっと安心してもらえたのかなと思うんです。
申し込んでよいということになって、晴れて4月から通ってます。

ちなみに、今の常駐の看護師さん以外に自治体のほうで負担して、もう1人、娘を常に見てもらえるように、もう1人、非常勤の看護師さんを雇ってくださって。
看護師さん2人体制で見守って、生活できてるので、すごく安心して預けられてます。

――どれくらい行って、どれくらいの園が受け入れられるよっていうふうに言ってくれたんですか。

通える範囲っていうのもあるので、結局申込書に書いた園の数は、4つか5つぐらい書いたかな。
自治体の公立認可園は、割と区の方針としてそういうのを受け入れるっていうのが多かったので、認可園が比較的多かったかな。
公立認可園を多分3園ぐらい書いて、あとは、民営の認可園を個別に聞いて、大丈夫ですって言ってくれたところを2つ、3つぐらい書いたかな、それもっていう形だったと思います。

私は: です。

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