乳がんの語りウェブサイト公開記念フォーラム
「患者の語り」が医療を変えるPart4
なぜ今、患者の語りのデータベースなのか
おかげさまをもちまして、無事終了いたしました。ご参加いただきました皆様、ご協力いただきました関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
2007年に始まった「がん患者の語りデータベース」作成プロジェクト。ほぼ3年の月日を経て、ようやく乳がんの語りのウェブサイトの公開にこぎつけました。このデータベースは、当事者が自分自身の病いの体験について語っている様子を映像や音声として収録した貴重な情報源です。当事者の思いをそのまま伝える患者の語りデータベースには、どのような思いが込められ、どうやって作られてきたのか。このデータベースは、なぜ今、必要なのか。
自らの体験を語った当事者、全国を飛びまわったインタビュアー、データベース構築に関わった医療者や研究者、患者の語りを教材として活用している教育者など、この春公開予定の前立腺がんの語りのウェブサイトの作成に関わった人々も含め、このプロジェクトに関わった人たちが一堂に会し、それぞれの立場から、このデータベースに託す思いについて語り合います。
日時:2010年1月31日(日)13:00~16:40 (受付開始12:30~)
場所:女性と仕事の未来館(JR田町駅より徒歩3分・地下鉄三田駅A1出口より徒歩1分)
定員:249人+車いすスペース4人分(先着順)
参加費:無料
プログラム
13:00 開会挨拶
朝倉隆司(東京学芸大学教育学部教授/「がん患者の語り」データベース研究班・分担研究者)
【第1部】 がん患者の語りデータベースの紹介
13:10ディペックス(DIPEx)とは?~患者体験のデータベースについて
別府宏圀(特定非営利活動法人 健康と病いの語りディペックス・ジャパン 理事長)
13:25「乳がんの語り」ウェブサイトのご紹介
和田恵美子(大阪府立大学看護学部講師/「がん患者の語り」データベース研究班・研究代表者)
お知らせ:研究代表者・和田恵美子が都合により登壇できなくなりましたので、当日はディペックス・ジャパン事務局長・佐藤(佐久間)りかが代理を務めさせていただきます
14:00インタビュアーにインタビュー~患者さんの語りから学んだこと
射場典子(「乳がんの語り」担当者)
澤田明子(「前立腺がんの語り」担当者)
聞き手:隈本邦彦(江戸川大学メディアコミュニケーション学部教授)
(休憩14:25~14:45)
14:45【第2部】 パネルディスカッション「患者の語り」に期待するもの
モデレーター 大熊由紀子(国際医療福祉大学大学院医療福祉ジャーナリズム分野教授)
パネリスト:
武内務(前立腺がん体験記サイト運営/前立腺がんデータベースアドバイザリー委員)
野口裕二(東京学芸大学教育学部教授/前立腺がんデータベースアドバイザリー委員)
脇田和幸(茶屋町ブレストクリニック院長/乳がんデータベースアドバイザリー委員)
三好綾(乳がん体験者/がんサポートかごしま代表/インタビュー協力者)
佐藤冨美子(東北大学大学院医学系研究科教授/「患者の語り」の教育的活用実践者)
16:30 閉会挨拶
参加申し込み方法
下記事務局宛に氏名・連絡先を明記の上、1月29日までにフォームもしくはFAX、メールにてお申し込みください(先着順)。当日参加も可能ですが、満席の場合は入場をお断りすることもございます。
ディペックス・ジャパン事務局
FAX: 03-5568-6187
お問合わせ:050-3459-2059
- 主催:厚生労働科学研究「がん患者の意向による治療方法の選択を可能とする支援体制整備を目的とした、がん体験をめぐる『患者の語り』のデータベース」班
- 共催:日本対がん協会
- 協力:特定非営利活動法人健康と病いの語りディペックス・ジャパン、TIP「正しい治療と薬の情報」誌、国際医学情報センター