ディペックス・ジャパンは、このほど科学研究費補助金(基盤研究B)の研究費助成を受けた「慢性の痛み語りデータベース構築と生活の再構築に関する研究」研究班(研究代表者:自治医科大学看護学部・佐藤幹代)と協働して、慢性の痛みを持つ41名の男女(女性31名・男性10名)と家族5名(女性4名・男性1名)のインタビューを収録した「慢性の痛みの語り」ウェブページを公開しました。
数年から数十年にわたる慢性の痛みは、その人や家族の社会生活に大きな影響を及ぼし、経済的な生活基盤を損なうこともあります。しかしながら、痛みは目には見えないものだけに、ご本人が体験するそれらの実情や、ご家族の体験についてはよく知られていません。
そこで私たちは、頭痛や腰痛といった比較的よく見聞きする痛みから、関節リウマチ、膠原病、子宮内膜症、過敏性腸症候群、三叉神経痛、線維筋痛症、CRPS(複合性局所疼痛症候群)、視床痛、脊椎関節炎、頸髄・脊髄損傷後疼痛、家族性地中海熱など多種多様な原因によって引き起こされる痛み、さらには何年たっても確定診断の付かない痛みまで、さまざまな痛みの体験を持つ人々とその家族にご協力いただき、95時間を超えるインタビューを通じて、痛みとともに生きることについての生の声を集めました。
ぜひ一度ご覧ください。