医療者の物語能力narrative competenceを高める

東京医科大学の青木昭子さんと瀬戸山陽子さんが医学部2年生の「医療プロフェッショナリズム」の授業で、「物語能力」を高めるための教材として選んだ語りです。
詳しくは『患者の語りと医療者教育』(日本看護協会出版会)のP106~114をご覧ください。

1)22歳の女性の語り
慢性の痛みの語りインタビュー13
この痛みが一生続くのかと思うとつらい。痛みの範囲が広がったという人の話も聞き、先が見えないのが不安。これからの人生がもったいない結果に終わるのかと考えてしまう
https://www.dipex-j.org/chronic-pain/topic/mukiau/mansei-mukiau/241.html

慢性の痛みの語りインタビュー13
学校を休まなくてはいけないことが辛かった。同級生が就職活動をしている中で自分は卒業できるのか、将来、働くことができるのかとても不安だった
https://www.dipex-j.org/chronic-pain/topic/nichijo/shigoto/1400.html

2)医療者とのかかわりについての語り
乳がんの語りインタビュー42
医師が母親の方を見て告知したので、誰のことかと聞いてしまった。自分はびっくりしすぎてすぐには涙が出ず、母が先に泣いたので慰める方が先になった
https://www.dipex-j.org/breast-cancer/topic/discovery/shindan/738.html

乳がんの語りインタビュー04
医師に「細胞診」と言われても、「疑わしい」と言われても何が何だかわからなかった
https://www.dipex-j.org/breast-cancer/topic/discovery/kensa/389.html

前立腺がんの語りインタビュー46
がんと診断されたとき、5年生存率70%と言われたので何故そんなことを言われなきゃならないのか?と返し、その病院と縁を切った
https://www.dipex-j.org/prostate-cancer/topic/discovery/shindan/1347.html 

同前
病名はともかく、余命の告知は果たして行う必要があるのか疑問。必要のない余命告知は患者の寿命を縮めると思う
https://www.dipex-j.org/prostate-cancer/topic/discovery/shindan/1348.html 

前立腺がんの語りインタビュー30
医師から治療法を示され「どれでも妥当だから選んでください」と言われて困ってしまった
https://www.dipex-j.org/prostate-cancer/topic/discovery/ishikettei/1363.html 

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