語りの内容
副作用のことなんかを読んで知っていたし、何もするつもりはなかった。主治医も前立腺がんをもっている人はざらで病気の進行はこれこれでと言うくらいで何もするつもりはなかった。そしたら家族の者が心配して言ったんですよ。「お父さん、病気はがんなのよ。何かしないと。いくら進行がおそいといってもずっと大きくならないわけじゃないし。70歳をこえたら – 今私は68歳ですが – 手術をしてもらえなくなる。高齢になってから手術をしても寿命はのびないから」とね。そんな風に家族に言われて私も少し考え直すことにしました。それが8月頃でした。