診断時:48歳
インタビュー時:48歳

2006年に、一連の検査を経て、前立腺癌と診断された。 2007年4月にロボット支援腹腔鏡下手術により、根治的神経温存前立腺全摘 除術を受けた。

語りの内容

手術翌日、介助の必要がありませんでしたので、私は自らベッドをでました。そう勧められたのです。最初は少々自身を気遣いながらベッド脇の椅子に座っていました。身体の動きにつれて少し不快な感覚がありましたので。休んでいるときはとても快適でしたが、動く際には痛みが生じました。ドレーンを含み6ヶ所の切開部があったので、痛みには大して驚きませんでした。
少数の蓄尿袋2種類を持たされ、私は退院しました。ひとつは昼間用で伸縮性のあるヴェルクロテープで脚に取り付けるタイプで、750mL前後の尿を溜めることができます。袋には、下部に小さなバルブがついていて、そこからトイレに排出できるようになっています。もうひとつは、1.5~2Lの尿を溜めることができる夜間用の袋です。就寝1~2時間前に過度に水分を飲まなければ、一晩十分にもちます。
私は、蓄尿袋のスタンドやラック等の収納類を備え付けませんでしたし、その存在すら知りませんでした。病室には、椅子やベッドサイドに吊るすことができるタイプがありましたが、自宅には備えてありませんでした。ですので、夜間用の袋を使うときには、水は下~上に流れないという流体力学の基礎をもとにヒース・ロビンソン氏のような工夫をする必要がありました。工夫をする必要はありますよ。それで、自分自身のケースでそういう事を把握するには数夜かかりました。

私は: です。

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