診断時:63歳
インタビュー時:65歳

1998年に診断. 1997年にTURP を受けており、その後、外照射も受けた

語りの内容

実際の放射線療法では、ただ横になっているだけなんです。ビームを焦点に合わせ、施術はとても正確で、赤外線ビームらしいのですが、これでマーキングするのです。それが赤外線かどうか確かではありませんが、少なくとも赤いビームです。もし赤外線なら、熱を発するでしょうね。ともかく、術者たちはビームでマーキングすると、私の身体をきちんと固定させて、2分間位はそのまま静置し、それから3ヵ所に照射が行われます。左手側の前立腺に対して、厳密には中央部分、ペニスの真上です。それからペニスの約3インチ上部、そして右手側の3ヵ所です。これはまさに、精密技術と言っていいでしょう。
時間は約2分間で、自分がやることといえば、ただ横になって退屈して、クリックの音を数えるだけですよ。私が音の時間を計ろうとしたら、先生がこれは時計の秒針の音ではなく、照射中であることを知らせるクリック音だと説明してくれました。
(照射が始まると)皆部屋から出て行ってしまうので、自分がそこに居るべきなのかどうか、完全に判らなくなります。それで私は、自分が照射を受けているものを皆が避けたがるのはどういうことなのだろうと考えてしまいます。皆は出て行って、外部から私をモニターで見るのです。でも、セットアップしてしまえば後は機械が自動的に働いて、3ヵ所の照射は自動的にやるんです。自動的だと思いますよ。外部から操作しているとは思えません。ですから、それはとても正確だし、非常に技術的な作業ですばらしいものだと思ってます。

私は: です。

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