確かに術後の尿道括約筋の働きはあまりよくなかったのですが、頑張って尿を出そうとすると、まあまあの働き振りをしてくれました。退院した時、失禁パッドをもらいましたが、短期間で無くなってしまったのであとは自分で調達しなければなりませんでした。失禁パッドを置いている薬局はあまり無いので手に入れるのが大変むつかしいです。だから自分の区域の薬屋や薬剤販売代理店がパッドを置いているかどうかの確認をしておくことをお薦めします。私達の区域の薬屋には1パックしか置いていなかったので、この忠告は役に立つと思います。パッドをつけるのはそれほど違和感はありませんが、時々尿漏れがありうんざりします。
今では4ヶ月ほど、もうパッドは当てていません。両脚を広げるとすこし尿漏れが起こる時がありますが、普通の日常生活を送っていれば大丈夫です。今私はかなり体力を使う仕事をしていますよ。建築業にたずさわっています。
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自己導尿法を行わなければならないときがありました。笑い事ではありません。実際非常に難しいのです。排尿が非常に難しく、自己導尿法を行いましたが、それでも難しくて、続けるための何かが必要でした。最終的には、私の足元にあるバッグ付きのカテーテルをつけなければなりませんでした。今日このカテーテルを頂いたのですが、基本的にはこれを一生つけることになるでしょう。バッグは通常一週間か、時には5、6日間つけっぱなしにします。バッグが破裂しないようによく注意してください。私は毎晩バッグを徹底的に洗っていますが、清潔にしなければなりません。疲れて帰宅すると時間がなくて、「洗わないぞ」と口に出したとしても、洗わなければなりません。どれほど疲れているかなんて関係なくて、これは自分自身に課したルールなのです。
――洗い方を教えて頂けますか?
ええ。非常に簡単ですよ。バッグを外し、外すのは簡単ですが、カテーテルはもちろん入れたままにしておきます。トイレに尿を出して空にした後、バッグの端につけた漏斗を持って、底の栓が閉まっているか確認します(笑)。というのは、私は2度したことがあるのですが、(栓が閉まっていないと)バッグを水でいっぱいにしてみると、全部床にこぼれてしまいます。私の経験では、バッグを洗っていて、バッグの防水に少しでも何らかの疑いがあれば、それを捨てて新しいものをつけています。その他に、あなたもすぐに経験するでしょうが、夜トイレに行った後に栓を留め忘れたり、寝ている間にぶつけたり、カテーテルとバッグが外れたりする場合があります。そうするとマットレスに広がって、当然ながらきれいにする方法はないのでマットレスを捨てることになります。偶然起こることですし、よくある話です。その他にも、外出時にまた栓を閉め忘れて、歩いているときに「足が濡れている。何でだろう?」と思うと、またバッグの栓を閉め忘れていていることがあるので、慣れてしまいます。一番近くのトイレに行って靴と靴下を脱ぎ、靴下を洗い、輪にして履きなおすのです。
――どれくらいの頻度で新しいバッグに変えますか?
たいてい1つのバッグを7日間使いますが、先ほど話したようにバッグに何らかの疑いがある場合は、捨てて新しいものをつけます。
――ご自身でできるのですね。
ええ。接続は非常に簡単です。バッグを膝のすぐ下で長いひもか長いチューブで固定するのですが、この方法が一番良い方法だと思っています。私が知る限りでは、他に方法はありません。
――どれくらいの頻度で新しいカテーテルを挿入するのですか?
2、3ヶ月ごとに新しいカテーテルにするのが良いのではないでしょうか。私は新しくするのが嫌なので、できる限り長く使うようにしています。新しいカテーテルを挿入するときは、5分間は痛みますが、ほんの5分ですから慣れるでしょうし、慣れなければいけません。
私は一晩中通しては眠りません。3、4回は起きることが多く、良く眠れる夜の場合でも2回は起きます。けれど一晩中通して眠るのは不安ですね。バッグがまた破裂するのは間違いないので。大きめのバッグにすることもできます。大きめのバッグにして、それをベッドの外に出している人もいます。私は試したのですができなかったので、足に固定したままにしています。
バッグにはがっかりさせられますから、カテーテルをつけていると、きっとベッドを濡らすことになるでしょう。ですので、ベッドの上に防水シートを敷いて、その上に毛布、防水シート、普通のシート、Bootsで購入できる2フィート6インチ×3フィート6インチ(約76.2cm×106.68cm)くらいの短いパッドをベッドに敷くことをお勧めします。これは、何かあった場合に多量の液体を吸収してくれるのでとても役立ちますよ。
カテーテルでの不快はあまり感じなかったのですが、漏出や、もし実際にベッドの中でお漏らしをしてしまったらとても不愉快だろうし、またとても恥ずかしいだろう、というような心配が多くありました。実はカテーテルをペニスに通し足に留め、袋を吊っておくという方法で漏れを軽減させました。最初、まだベッドの中にいる時に袋はベッドの横に吊るしておきます、そしてその後このような小さな三脚状のものを使うようにします。袋を引っ掛けておくという方法はとてもうまくいきました。これによる問題はなかったし不快感もありませんでした。当初の当惑や、カテーテルを外す前に、そのまま帰宅しなければならない場合、カテーテルとどう付き合っていくかという、ちょっとしたテクニックというか指導があったのですが、この方法は確かにこれらの困惑を乗り越えるのに役立ちました。
ありがたいことに、それは起こりませんでした。カテーテルは病院で外され、私は除去の不安との上手な対処法を持っていたという点から見ても、除去を行った際には全く痛みがありませんでした。私が心配していたような管の除去による悪影響は起こらないのだと気付くよりもずっと前に除去は行われました。当初は排尿時とても痛くて非常に敏感でした。コントロールにも限界がありましたが、膀胱の筋肉に強度をつけるというような、ひとつ、ふたつのちょっとした骨盤の訓練があって、短い練習期間で本当に痛みを乗り越えることが出来るようになりますし、手術前に普段やっていたように、膀胱をほぼコントロール出来るようになるんですよ。
――病院で、カテーテルを入れることはどうでしたか?
問題ありませんでした。全く問題なしです。カテーテルは、手術を行うにあたって医師達が解決しておかなければならない問題に対する、現実的な処置でしたし、見事に機能していました。全く問題ありませんでした。私の場合、全身麻酔でしたので、他の人よりも長い時間がかかりました。
――あなたが受けたのは「根治的前立腺切除術」ですね?
そうです。
――お医者さんたちもこういう呼び方をしているんですか?
はい。手術の正式名称を覚えることができなかったので、私は「根治的」って言う代わりに「徹底的」とよく呼んでいました(笑)。尿道を切られ、そしてそれを縫い合わされ、傷口がすっかり治るまでカテーテルを入れておかなければならないのですからね。それで、何週間もカテーテルを入れたままでしたが、問題なく良い感じに機能していました。カテーテルが入っている時ももちろん水分を飲まなければいけないのだけど、飲むのを嫌がる人が多かったですね。
――それで、どのようなことがどういう風に、カテーテルを付けた自宅での生活に影響を及ぼしたのでしょうか?
特に影響はありませんでした。普通に起きることができますし、バッグは脛、足の下の方に固定されていて、普通に歩き回れますから。そのバッグはズボンの下に隠れるようになっていますし、バッグが一杯になりそうになったらトイレに入って排出用のチューブを開ければいいのです。
――夜はどうですか?夜はどのようにしていたのですか?
夜は、床に置いたカテーテル用フレームスタンドにバッグを置いていました。寝る前に必ずバッグを空っぽにしておきます。すると次の朝も溢れていません。それはものすごい量が入りますから。
――それはすごいですね。
どのぐらいの量が入るのか覚えていないけれど、とにかくたくさん入るんです。
――病院がカテーテルを支えるこのフレームをくれたのですか?それとも、自分で買わなければならなかったのですか?
病院が欲しいだけのバッグを全部くれましたが、スタンドは自分で買いました。
私は根治的前立腺切除術を受けたので、10月10日にはカテーテルを抜くために病院に戻らないといけませんでした。問題は何も起きませんでした。私は少し慎重になっていました。というのも、本当にカテーテルのことも手術についても、あまり知りませんでしたし、中に何が入っているのかも知りたくありませんでした。でも、お分かりのようにそれはただのバルブで、膀胱の中では水で充たされており、その水を抜いてしまえば、バルブはつぶれて小さくなり、膀胱から引き抜くことができるんです。カテーテルは何事もなく引き抜かれて、終わりました。
退院した時は尿道カテーテルをつけていて、何週間つけていたかはっきり覚えてないけど、少なくとも6週間からたぶん2ヶ月くらいそのままでした。
カテーテルは風船みたいで、ペニスの下につけて膨らませました。バルーンはカテーテルの先についていて、カテーテルかが外れないようにするんです。外す時は注射器で風船をつぶして引きだすんですけど、それが痛いんですよ!
夜はスタンドをつかってそこに袋をのせます。年を取るといいですよ、夜起きなくていいから。昼間は脚につけるタイプのもので、私には昼間それをつけるのは全く問題ありませんでした。最悪だったのはトイレに行く時です。
痛みはペニスの周りからじゃなくて腸からくるんです。痛みには強いほうですが、本当に辛くて。私がトイレから出てくると妻は動揺していました。だんだん良くなって,ラクツロースという薬をもらったのですがそれがよく効いて、それから訪問看護士に毎日包帯の取替え来てもらったのですが、彼女はとてもいい人でした。
カテーテルは本当に不快でした。詰まりはありませんでしたが、膀胱の感染が起き、さわると痛みがありました。ペニスに塗布するクリームを処方されたのですが、あまり効果がありませんでした。痛みのため、そっとしか動けませんでした。退院して、動き回れるようになっても不快感がありました。ほとんどの人が何とか切り抜けると思うのですが、私の場合、膀胱に感染してしまったので痛みがありました。
カテーテルには実に苦労しました。チューブ(導尿管)を差し込んだ袋を脚に貼り付けているのですが、夜間にはこの袋に、もうひとつ別の予備袋が繋がれます。この予備袋は、ベッドの脇にぶら下げてあり、脚の方の袋からその中に尿が流れ込むようになっています。夜間の尿を溜め込めることができるように、予備袋の大きさは脚の袋の2倍ほどあります。
初めてトイレに行ったときの不快感と言ったら。カテーテルを差し込んだ袋を脚につけたままトイレに入っていると少し緊張するのです。カテーテルが外れて飛び出してくるのではないかと心配になるからです。実際そうなりました。言うのも恥ずかしいのですが初めてトイレに行ったときカテーテルから尿が少し漏れました。これにはとても心配しましたがこういうことは起こっても普通だと言われました。
真夜中で誰もいなかったので、看護師に来てもらったのです。いうやり方をしたのか分からないのですが、その看護師がともかく抜いてくれたのです。すると、何ていってよいか分からないほどのひどい痛みを感じました。それから、排尿しなければならなかったのですけど、そのおしっこがまるで傷口に何か焼けたものでも当てたような灼熱感を覚えて、とても耐えられませんでしたね。
――あなたはカテーテルを入れたまま、退院したんですか?
いや、いや、すべて抜きましたよ。もし分からなくても、非常に心配になりますよ。カテーテルをとりましょうと言われたときは、痛みを伴うのではないかと思いましたが、そんなことはありませんでした。というのも、カテーテルを縮めることができるので、出し入れは特に問題となりません。ですが、何が起こるかわからないという不安はあります。結果的には、極めて単純な手術だったと思います。
病院の疼痛緩和センターでは薬が処方されました。薬は一生涯を通じて嫌いなものですが、残念なことに今は服用しなければなりません。朝に2錠、昼に2錠、夜に6錠服用します。そのうちあなたも経験するでしょうが、錠剤の多くはモルヒネなどです。
疼痛緩和センターでも、疼痛の専門医と服用する薬や錠剤の服用量を決めました。これにはしばらく時間がかかりました。服用するモルヒネが多すぎたり少なすぎたりするとうまくいかず、当然ながら具合が悪くなるからです。けれど、一旦、錠剤の数や量で正しくバランスが取れると非常に良く効きます。
――今も痛みはありますか。
残念なことにあります。ベッドに入ったときや横になったときなど、たいてい夜に痛みが生じるのですが、痛みが生じると起きなければならなくて、できるだけすぐにやむよう祈るのです。痛みは15~20分ぐらい続くと思います。毎晩ではありません。
――体のどこが痛みますか?
全神経の末端部が痛みます。
――痛みを和らげるために錠剤を服用しましたか?
痛みに耐えられるようにする即効性のある錠剤を持っていますが、実際のところは我慢するしかないのです。