語りの内容
私は肺がん以外では前立腺癌が、男性を死に至らしめる最も重要な癌の一つだとうことを最近知りました。先生はとても良い人でした。『お座りなさい』と席を薦めたあとで、私がこの段階で診察をうけたので腫瘍はあまり進行していないこと、完治するチャンスは十分あることを説明してくれました。また先生は、自分が診てきた前立腺癌患者の多くは癌が進行しすぎて治療できず、緩和ケア治療しかできないことが多いとも言いました。それを聞いて、私は生存できるチャンスがまだ残っていることを知り嬉しく思いました。でも、実際には大変ショックでしたよ。誰もが死ぬのだし、どこかの時点で終わりが来るのは判っていましたけれど。そして、子供達は大きくなるし、私たちは年を取れば取るほど哲学的になります。人生のマイナス面よりも自分自身の人生に充足感を感じるでしょう。そして、素晴らしい妻も愛する家族もあって満たされていると感じるでしょう。死ぬことはなんら特別なことではなく、実際にはその反対で誰もが直面しなければならないことなのだと思います。でも矢張り、死が間近に迫っていると思えば、やはりショックを受けるものです。
インタビュー15
- 当時はPSA検査についてごく基本的なことしか知らなかった
- 日常の運動やテストステロンの値と前立腺がんが関係していると考えている
- 超音波検査を受けるための手順について説明している
- 待合室での遅れによって生じた心配によるフラストレーションについて述べる
- 手術が非常に技術的になり、正確になったことを説明している
- 経尿道前立腺切除術が性生活にいくらかの変化をもたらしたことを語っている
- 外部照射療法のあと出現した症状について述べている
- 放射線治療が自分のエネルギー・レベルに影響を与えたと論じている
- 最初はショックだったが、今では前向きに考えている
- まだ後ろ向きの人たちもいるが、他の人々からの支援は非常にすばらしいと語っている
- 支援グループは楽観論を抑えるのではないかと懸念している