語りの内容
病気という事態に何とか対応し、実際私達はより親密な関係になったと感じています。手術のこと、仕事のやりくり、退職時期、休暇、余暇の使い方、経済面等、色々なトラウマと問題を乗り切ってきました。私の場合、予後はいいと考えられますが、どういう不測の事態が待っているか分からないので、人生をしっかり生きようと思います。考えてみますと、海外旅行に行ったり、仕事や趣味など、今までだったらするのをためらったこともして、楽しい思いをしています。何でもやってみること、後回しにしないこと:「湖水地方か南仏に行きましょう」と思い立ったことはなるべく早くするようにしています。
――それはとてもポジティブなことですね。
そうですね、ポジティブだと思います。