多くの人たちが、支援グループや慈善事業から受けた援助はひじょうに貴重だったと考えています。夫婦ともども前立腺がんに関する必要な情報をたくさん得ることができたとか、支援グループのおかげで病気を受け入れることができ、より明るい見通しを持てるようになった、といった報告がたくさんありました。
あらゆる種類のがん患者への情報提供と精神的サポートをするために設立された専門施設について、話してくれた人も数人いました。患者自身が他の人たちの手助けをした話や、前立腺がん患者のための新たな支援グループを立ち上げた話をしてくれた人もいました。とはいえ、大多数の人が慈善団体や支援グループから提供された情報がいちばん役に立ったとしている一方で、必ずしも全員が支援グループに属したいと思ってはいなかったようです。中には、友人や家族からの支援だけで十分だと考えた患者もいました。また、支援グループの会合は気がめいりそうで嫌だ、と思った患者もいました。支援グループと連絡を取った人々の中には、さまざまな理由から、そうした組織が助けにならないと判断した人たちもいました。
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