語りの内容
それに私は、病院自体の中で泌尿器科医や腫瘍専門医達からこれまで得てきたいかなる情報よりも、同病仲間と体験を分かち合うほうがより多くのことが明らかになると思っています。医師達は自分たちが患者に必要だと思う情報以外のことを伝える能力に欠けているようで、だからこのやり方では他の選択肢を示してくれません。今私たちはいろいろな選択肢があることを知っています。そしてそれは確かに私にとっては大きな違いです。私が受けた主な恩恵は、実はロンドンのある病院に関連したものなんです。ここでは医師たちは問題に対して全く違った姿勢で向き合い、前に進んで何とかまた元気になるようにと励ましてくれます。一方地域の医療機関では、「まあ、あなたはよく知っているが、そこまでです」というのです。私はきちんと定期的にここに来ています。私がこれまで受けた治療の中には効果のないものもあったけど、それでも私は元気づけられて帰ります。これは、私にとってもまたどんな形であれ癌に苦しむ人々にとっても、誰にとっても素晴らしい大きな恩恵なのです。