診断時:69歳
インタビュー時:71歳

1998年に診断を受け、外照射と短期ホルモン療法を受けた

語りの内容

自分では問題があるとはほんとに気づいてなかったんです。自分の健康状態は良好と言えるものでしたから。私は毎年フランスへ行っており、フランスで医師の検査を受けていました。3、4年の間に、主治医は私のPSAの値が上がっていることに気づきました。これは主治医が定期的に行っている前立腺特異抗原検査というもので、値が2か3くらいから7に上がっていました。

―― 主治医が検査を行う前に、PSA検査にはどんな意図や意味があると説明をしたか、お聞きしてもよろしいですか?

ええ。私は50歳よりもっと年上でしたが、50歳以上の人は皆、年配の人が定期的に行っているPSA検査を毎年するべきであり、フランスの男性はみな定期検査を習慣にしてる、と主治医は言っていました。

―― しかしその段階で、もしもPSAの値が非常に高く、もしガンが発見されたなら、どんな選択肢がとれたか説明がありましたか?その段階で医師は説明をしましたか?

いいえ、その段階では、私の病気がガンかどうかを討議するような問いかけはありませんでした。PSAの値を監視することと、悪性のものができているか観察することが重要でした。私はこれを通常の検査、一種のモニタリング検査だと理解していました。そしてもしPSAの値が驚くほど上がるというように、こうした状況が裏付けられたとしたら、その後で他のテストをするのだろうと思っていました。なぜなら、PSAの値が上がってきたことは、前立腺が悪性化していることを示しているのですから。

私は: です。

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