診断時:62歳
インタビュー時:63歳

1999年に診断を受け、同年前立腺切除

語りの内容

――病院で、カテーテルを入れることはどうでしたか?

問題ありませんでした。全く問題なしです。カテーテルは、手術を行うにあたって医師達が解決しておかなければならない問題に対する、現実的な処置でしたし、見事に機能していました。全く問題ありませんでした。私の場合、全身麻酔でしたので、他の人よりも長い時間がかかりました。

――あなたが受けたのは「根治的前立腺切除術」ですね?

そうです。

――お医者さんたちもこういう呼び方をしているんですか?

はい。手術の正式名称を覚えることができなかったので、私は「根治的」って言う代わりに「徹底的」とよく呼んでいました(笑)。尿道を切られ、そしてそれを縫い合わされ、傷口がすっかり治るまでカテーテルを入れておかなければならないのですからね。それで、何週間もカテーテルを入れたままでしたが、問題なく良い感じに機能していました。カテーテルが入っている時ももちろん水分を飲まなければいけないのだけど、飲むのを嫌がる人が多かったですね。

――それで、どのようなことがどういう風に、カテーテルを付けた自宅での生活に影響を及ぼしたのでしょうか?

特に影響はありませんでした。普通に起きることができますし、バッグは脛、足の下の方に固定されていて、普通に歩き回れますから。そのバッグはズボンの下に隠れるようになっていますし、バッグが一杯になりそうになったらトイレに入って排出用のチューブを開ければいいのです。

――夜はどうですか?夜はどのようにしていたのですか?

夜は、床に置いたカテーテル用フレームスタンドにバッグを置いていました。寝る前に必ずバッグを空っぽにしておきます。すると次の朝も溢れていません。それはものすごい量が入りますから。

――それはすごいですね。

どのぐらいの量が入るのか覚えていないけれど、とにかくたくさん入るんです。

――病院がカテーテルを支えるこのフレームをくれたのですか?それとも、自分で買わなければならなかったのですか?

病院が欲しいだけのバッグを全部くれましたが、スタンドは自分で買いました。
私は根治的前立腺切除術を受けたので、10月10日にはカテーテルを抜くために病院に戻らないといけませんでした。問題は何も起きませんでした。私は少し慎重になっていました。というのも、本当にカテーテルのことも手術についても、あまり知りませんでしたし、中に何が入っているのかも知りたくありませんでした。でも、お分かりのようにそれはただのバルブで、膀胱の中では水で充たされており、その水を抜いてしまえば、バルブはつぶれて小さくなり、膀胱から引き抜くことができるんです。カテーテルは何事もなく引き抜かれて、終わりました。

私は: です。

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