語りの内容
――その時点での診察でどれくらいの情報と時間が与えられましたか?
聞かされた事は、その深刻な事態が確実に、言葉通りがんであるという事でした。そして説明された事実は前立腺を切除するという手術である根治的前立腺切除が第一の選択であるとの事でした。化学療法と放射線治療という違う治療、また実際、様々な製薬会社との臨床テストという方法の選択肢もありました。しかし私の年齢と早期検診による希望からも根治的前立腺切除という提案、私はこれを提案と言いますが、これを受け前立腺の切除をすべきであると率直に思いました。
――その時点で全ての副作用についてきちんと説明されましたか?
いいえ。おそらく誰のせいでもなく、いずれにせよ確認しなかった私が悪かったと思いますが副作用についてはありませんでした。それにその独特な局面で伝えられたニュースが大手術の可能性であると吸収するのは十分辛いことですから。私がされた説明は、確かに大手術だという事でしたが、手術を受けた場合の、手段の前景ではなく背景について聞かれました。
しかし素直に根治的前立腺切除を受けた理由は、早期検診と完全な治癒の希望が理由です。
インタビュー26
- 他の選択肢や根治的前立腺全摘除術の副作用についてもっと慎重に考えればよかったと思っている
- アロマセラピストやリフレクソロジストを訪問することについて語っている
- カテーテルを付けたときの最初の困惑と外したときの苦痛について説明している
- 根治的前立腺摘出術後,インポテンスをどのように受け入れたかを説明している
- 前立腺摘除術を受けたあとの排尿障害を語っている
- 根治的前立腺摘除術が、どのように自分のスタミナを減弱させ、そのライフスタイルに大きな影響を与えたかを述べている
- 人生への展望が変わったと述べている
- 何も知らずに生きていくよりは、前立腺がんに立ち向かう生き方をとる積極的な理由があると説明している