語りの内容
病院の疼痛緩和センターでは薬が処方されました。薬は一生涯を通じて嫌いなものですが、残念なことに今は服用しなければなりません。朝に2錠、昼に2錠、夜に6錠服用します。そのうちあなたも経験するでしょうが、錠剤の多くはモルヒネなどです。
疼痛緩和センターでも、疼痛の専門医と服用する薬や錠剤の服用量を決めました。これにはしばらく時間がかかりました。服用するモルヒネが多すぎたり少なすぎたりするとうまくいかず、当然ながら具合が悪くなるからです。けれど、一旦、錠剤の数や量で正しくバランスが取れると非常に良く効きます。
――今も痛みはありますか。
残念なことにあります。ベッドに入ったときや横になったときなど、たいてい夜に痛みが生じるのですが、痛みが生じると起きなければならなくて、できるだけすぐにやむよう祈るのです。痛みは15~20分ぐらい続くと思います。毎晩ではありません。
――体のどこが痛みますか?
全神経の末端部が痛みます。
――痛みを和らげるために錠剤を服用しましたか?
痛みに耐えられるようにする即効性のある錠剤を持っていますが、実際のところは我慢するしかないのです。