診断時:48歳
インタビュー時:48歳

2006年に、一連の検査を経て、前立腺癌と診断された。 2007年4月にロボット支援腹腔鏡下手術により、根治的神経温存前立腺全摘 除術を受けた。

語りの内容

当時、私は12月の残りの期間、1月と2月のすべてを使ってインターネットや偶然にもすばらしい発見できた前立腺癌慈善団体、そしてNHSの様々な臨床家を含めた情報源から、貪欲に情報を収集しました。それから、いろいろな治療法の利点を独自で評価して、比較表を作成しました。
ですので、この表がどのくらい効果的に働いているか、さらに個々の相対的な比較がどの程度できるかということを、公平な観点で捉えることができたと思います。私にとって有用な科学的根拠や情報を可能な限り探して、選択可能な治療を採点しました。つまり、根治的前立腺全摘除術、腹腔鏡下前立腺全摘除術、ロボット支援術、高密度焦点式超音波による治療、高線量率組織内照射治療、外照射療法や、例えば比較的妥当性が欠けるもの含めると、明らかに私には適さない治療法として早々に除外した凍結外科手術といった治療法も調べました。詳しく調べて各々を評価した結果、最終的には二つの選択肢に絞られました。ひとつは時間的な制約のあるもので、基本的には何もしない、つまり監視的待機です。PSA検査や生検を定期的に行ない、治療の必要が生じた時点で治療を開始するという方法です。もうひとつが、ロボット支援手術でした。
最終的に考えると、2月の外来予約よりも前の時点で私は外科治療に傾いていました。理由は、監視的待機というアプローチは結局は外科手術に行き着くだろう、その時にはさらに年をとっているから手術時の麻酔のリスクが増すことになるであろうということ、また、病気の進行度をみる検査が的確かつタイムリーに行われることが自分の命運を左右するであろう、という2点でした。そして私は、監視的待機という選択が、麻酔のリスクを増大させるばかりでなく、病気が進行して、さらに恐ろしい状況になってしまう危険性に不安を感じたのです。

私は: です。

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