語りの内容
病院のスタッフは、私をカテーテル抜去後一泊させたかったようですし、実際それを勧められました。結局一晩病院という安全な環境で過ごし、カテーテル無しで一晩膀胱がきちんと尿を貯めているという経験をすることが出来ました。医師達は、私が朝起きてからちゃんと排尿し膀胱を空にできるかチェックすることを望みました。それは結構、病院にもう一泊、楽しいね、大したことじゃない。翌朝にはすっきり早起き、動きやすくなっていました。驚いたことに、カテーテルを抜去した最初の夜もまったく失禁がなかったのです。これは予想もしていませんでした。むしろ、手術後やカテーテル抜去後には一般に奔流のような失禁が一定期間続くのはほぼ確実と思っていました。でも、除去後の初めての夜は失禁無し。それ以後はわずか2回の小さな失敗を例外として、毎夜問題はありませんでした。そして次の日の朝、痛みも無く不快な感覚も無く膀胱を空に出来ることをデモをした後退院しました。退院してからは、ますます健康になっていますよ。
――仕事を休んだのはどのくらいですか?
計4週間です。10日間はカテーテルが入っていて、カテーテル抜去後は約3週間の期間だったと思います。おそらくもっと早く仕事に復帰できたと思います。実際ある程度家で仕事を再開していましたね、Eメールや臨時の仕事に手を出していましたから。
インタビュー55
- 前立腺生検のような検査の際の患者のプライバシーと尊厳に対する配慮に欠ける点があると感じた
- 診断を受けるとすぐに、インターネットで検索し、有用な情報と”ゴミ情報”を見分けることができた
- DIPExのサイトを見つけ、先輩患者(先に同じ前立腺癌になった患者)と話をし、ほかの患者の体験が役にたった。これらの情報は、何が期待できるかを知るのに手助けとなった
- NHSの情報提供が改善され、誰もがインターネットで自分に役立つような情報を探せるようになることを願っている
- ロボット装置は、外科医の手の震えをなくし、きわめて精緻な動きを可能にしたと説明している
- どのように自分がこの新しいタイプの手術を受けることに決めたかを語っている
- 手術の2週間前に、術前評価が行われた
- 泌尿器専門ナースは患者が骨盤底強化エクササイズのやり方を正しく理解しているかどうかの確認を行った
- 手術は順調に行き、患者は麻酔から覚めたとき痛みを感じなかった
- 患者は翌日ベッドから降り、異なる2種類のカテーテル袋を渡されて帰宅した
- 彼はすぐに回復し、帰宅して2日後には短距離の外出ができるようになったが、薬を飲まなければならず、この薬は下痢を引き起こした
- 彼は、カテーテルを除去した後、失禁を起こしていないことを知って喜んだ。仕事を休んだのはわずか4週間に過ぎなかった