※写真をクリックすると、動画の再生が始まります。
診断時:77歳
インタビュー時:79歳(2008年10月)
首都圏在住で妻と娘の3人暮らし。もう一人の娘は嫁ぎ、外孫が2人。かかりつけ医で、ついでにPSAを調べたところ値が高いと分かり、がんと判明。担当医に重粒子線治療が向いていると、やや性急に話を進められ、慌てて資料を集めた。知人からも話を聞き、思案した上で最終的に重粒子線治療を選択。併用して6ヵ月ホルモン療法を受け、その副作用で一時期苦労したが、現在は経過良好。重粒子線を薦めた医師にも大変感謝している。
語りの内容
セカンド・オピニオンというのは、やっぱり重粒子線の出身の方だったら重粒子線につい軍配上げるんでしょうね。だからセカンド・オピニオンってなかなか難しいと思うし、あんまり充実してない…非常に充実してないねというふうに思いましたね。もう少し充実させてもいいんじゃないかなと。というのは、僕は何で小線源に傾いたかといいますとね、アメリカは重粒子線全然やってないんですよね。小線源専門なんですね。で、日本の常識では、小線源はごく初期の段階、重粒子がその次の中間的な段階、その上だともうちょっとほかに、いろんな方法はあるけれども、というような話になってくるようですね。だからそういう意味で、アメリカがいわば小線源一本と、恐らく全摘もやるんでしょうけど、というようなことをいいますとね、小線源ってかなり信頼できるんじゃないかなと思うんで。それから、ほかにもいろいろ新しい治療法が出てきてるようだし。その辺のところを客観的に「おまえの段階だったらこれがいいよ」「君だったらこれだよ」というようなね、第三者的な判断をしてくれるところがあってもいいんじゃないかなという気がするんですけどねえ。