※写真をクリックすると、動画の再生が始まります。

診断時:57歳
インタビュー時:60歳(2008年2月)

診断当時は、企業の管理職として多忙な日々を送っていた。妻との間に子どもが3人。首都圏在住。吐き気、足のしびれ、腰痛など、2年近く体調不良を訴えて複数の医療機関を受診したが診断がつかず、2005年にようやく前立腺がん(ステージIV)の診断を受けた。ホルモン療法にて体調が改善したが、2年余りで再びPSA数値が上昇しつつある。

語りの内容

再燃 状態に陥りました。えーと、えー、PSA、がん、前立腺ね、PSAの値が平常値を超えて、まあ、えーと、4ですけどね、4以上は、えーと、まあ異常値。4を超えて10に、まあ1回目、10だったかな、4の次が10だったかな。そのぐらいまでは良かったですけどね、30、えーと、1ヶ月たたない、1ヶ月ぐらいで30になったかな。それから、1ヶ月後に90になったかな。今、多分、100を超えていると思うんですけどね。まあ、だから、この1、2ヶ月は、結構それはね、しんどいですね、そのデータはね。えーと、やっぱりどうしようって、まあ2年が、半年ぐらい前からちょっとデータが悪くなり始めましたね。で、えーと、データが悪くなったと同時に先生が薬をね、じゃあ、換えましょうということで試したんですよ、幾つか。逆に体調が落っこっちゃって、えーと、すごく体調が悪くなって、えーと、しばらく何だろう、ぐずぐず、寝込むまではいかないけども、そんな状態まで。
 そのときから始まって、その1、2ヶ月後ですね。データがそうなっていたときに、やっぱり重いですよね、気持ちがね。で、病院に行って、行くたんびにデータが悪いんで、どうしてもその日、帰りの車の中では気分は沈みがちになりますね。うん。まあ泣きはしませんけど、もちろんね、泣きはしませんけど、それはデータとして重いので。1日、2日かかるかな、元気に。元気っていうか、笑い、笑えるようになるまでね。家族はね、なるべく笑うようなことを言ってくれるんですね。笑うとナチュラルキラー細胞が活性化するっていうんで。今、とてもそういう意味で助かっています。家族も明るいんですね。うちね。ナチュラルキラー細胞いっぱいに、また、なるように。また、冗談、いろんな。病気のことすら、冗談の種に今していますので。で、自分もたまには言いますしね。

私は: です。

(アンケート結果の扱いについては個人情報の取り扱いについてをご覧ください。)

認定 NPO 法人「健康と病いの語りディペックス・ジャパン」では、一緒に活動をしてくださる方
寄付という形で活動をご支援くださる方を常時大募集しています。

ご支援
ご協力ください

モジュール一覧