診断時:71歳
インタビュー時:72歳(2008年6月)

首都圏在住。大腸がん、肺がん(再発あり)、心筋梗塞、脳梗塞なども経験している。毎年市のPSA検診を受けてきたが、2004年の検診で4を超えたため、都内の病院で生検を受けたが、生検時の手技と医師の対応に疑問を感じ、地元の病院に転院して2007年5月に前立腺全摘除術を受けた。術後1年余り経過して、時折尿漏れの不安があるが、ほとんどパッドはつけなくてもよい状態になっている。

語りの内容

それからね、うーん、「死を、もしかのときに対して準備をしなさい」と。準備をしなさいって、私は何かもう戒名を自分でつくっちゃったんだから。これは、こんなことを言ったら、お坊さんからしかられたらいけんけど。お坊さんの人も、この、もしできたものを見ちゃったら、私のとこにクレームが来るかもしれませんけども。お坊さんに、まあお坊さんだっていいことしてんだけどね。自分で、つくった戒名ぐらい認めてください。そら、お金出したら認めてやるというかもしれませんけどね。お金を出さないで認めてほしいんだ。
それからね、うーん、もう一つ、あれはね、えーと、死の準備と、あのう、死の、あの、死に対する訓練、慣れやね、慣れ。死に対する準備と慣れ。で、死に対する準備は、私はもう火葬場まで見学行ってますからね。だから、火葬場の隣に併設している斎場、これもカタログを持ってきて、今、持ってます。ここで見せようと思えば見せられます。だから、そこまでやってりゃね、地獄のふたの材質まで研究してりゃね、地獄まで行ったって、あまり怖くないでしょう、多分。ね、地獄のふたの中に入れられたら怖いかもしれませんよ。そら、ぐらぐら煮られたら、五右衛門じゃないけども。五右衛門になる手前のとこまで怖いと思っちゃいけないんですよ。うん。そしたら、長く生きられます。

私は: です。

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