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診断時:60歳
インタビュー時:64歳(2008年8月)
九州地方在住で、一人暮らし。2005年に診断を受け、翌年開腹による前立腺全摘除術(勃起神経温存)を受けた。術後の後遺症は3年経った今は、尿漏れがごくたまに起こる程度。現在は外来で半年に1回検査。TVで見たがん予防の食事療法を取り入れて、検査結果で効果を検証している。地域活動やアルバイトなどをしながら、気の合う仲間との時間を大切に過ごしている。もともと身体に不調を感じると、すぐに病院に行く方である。
語りの内容
それで、たまたま、あのー、何かね、テレビの、みのもんたのお昼の何か番組で、結構、夏ばて防止にはあれがいいとか、それからがん予防にはこういう食べ物がいいとか、いろいろ言ってたでしょう。そのときに、たまたま見たのに、がん予防の食事方法を見て。で、それをしてみたら、数値が落ちてきた。うん。うーんと、2、3ヶ月、半年ぐらい。
そして、また0.027からね、0.005まで、元のゼロ近くまで落ちたから。で、安心してやめたら、また今度、検査行ったら、また(0.0)22まで上がってたから。それでまた先月―今月からか、またその予防に効くっちゅう食事を。食事っちゅうか味噌汁だけどね。それを今始めて。やけえ、来年の1月に検査があるんで、それまでにまた(0.)005まで落ちとれば、その結果かなっちって思っちゃおるんやけどね。だけえ、今、自分で実験台になって、自分で実験してる。うん。
タマネギの中くらいかでかいやつの半分を、結局、スライスして、味噌汁にして食べるんだけど。だけえ、味噌汁の具やけえ、なるべくスライス、薄くして。ほれで、まな板の上で広げて、空気にさらすんだって。それで、30分ぐらい。そうすると、何とかいう効果のある、何か知らんけど、が、倍増。だけえ、あれと一緒。ヤマイモでも―ヤマイモやない―納豆でも100回混ぜれとかいうのと同じようにしたら、何かがね、同じ理屈で、スライスして30分おいて。そして、あと―あんとき、確か40グラムって言うたような気がするんやけど―大根。これぐらいに輪切りして、皮むいて、それも具になるごと。それはもう短冊みたいに切って、ほれで一緒に煮て、味噌汁に。それを味噌汁にするだけ。うん。味噌汁にして食べれば。だけえ、大根との相性で、何か、その、がんを抑える予防の何かがあるのと、味噌汁もがん予防のあれがある、効果があるってね、いうやろ。
ほれで、それぞれに結局、何とか博士とかね、料理の先生とかが、やっぱそういうのを発見して出しとるけん。そこそこ、まあ、あの、「あるある」みたいにでっち上げもあるやろうし、どこまで本当かは分からんけど。ただ、試してみたら、俺なりには効果があったんで。
インタビュー20
- ふらつきが続いていたために受診した内科で、検査の際についでにPSA検査も勧められたので受けた
- 手術で膀胱と尿道を繋いだところが狭くなり(尿道狭窄)、尿が出なくなってしまった。狭くなった尿道を広げる処置がつらかった
- できるけどしないのとできないのでは精神的に違うと思い、勃起神経温存を選んだ。術後すぐは多少よかったが、今は役に立たず、諦めていても、やはりさびしい
- たまたま見たテレビ番組で、がん予防の食事として玉ねぎの味噌汁が紹介されていたので、自分を実験台にして効果を試している
- 手術を受けたが、高額療養費制度を利用したので、何とかなった。その場合、月はじめに入院するようにして、1ヶ月で退院できると安く上がると思う