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診断時:69歳
インタビュー時:80歳(2008年9月)
東北地方在住で、妻と2人暮らし。自営業を営む傍ら、様々な地域活動の役を担い、多忙な毎日を過ごしていた。1999年、偶然目にしたがん検診ポスターに触発されて検査を受け、がんと判明。情報を集め、知人の医師から聞いた放射線療法(高線量率組織内照射)を受けようと渡米を決意するが、同じ治療が国内で受けられることを新聞で知って、自ら申し入れて治療を受けた。それから11年、現在はホルモン療法で経過を見ている。
語りの内容
その読売新聞の平成10年3月6日の記事に、私がロサンゼルスへ行って治療を受けようと思った、その治療が国内でA県(近畿地方)にあったんです。今は、その病院、いや、当時は、その病院、1院だけだったんですけれど、今は、恐らく国内でも私が受けたと同じ治療をする病院が10ヶ所ぐらいあるはずです。確認してません。話として聞いています。何だ、国内で受けられるんじゃないか。ということで、その新聞を見たその日、すぐにA(地名)へ電話しました。
インタビュー27
- かかりつけ医で前立腺がん検診のユニークなポスターを見て、PSA検査を受けてみようと思った
- 検診後、説明なしに別の病院を紹介され、不安になって紹介元のかかりつけ医に「おかしい」と訴えたところ、がんだと伝えられた
- 手術以外の治療法を求め、高線量率組織内照射をアメリカで受けるつもりだったが、国内で受けられると病院があると新聞で知って、さっそく電話した
- 高線量率組織内照射法(HDR)は、針を12本会陰部に差しっぱなしで6日間照射した。体を動かせないのはつらかったが、麻酔で痛みはなかった
- HDRの治療で入院中に、水分をたくさん取るよう指導があって、10年以上心がけていた。おしっこの頻度が多くて困ることもあった