※写真をクリックすると、動画の再生が始まります。
診断時:77歳
インタビュー時:79歳(2008年10月)
首都圏在住で妻と娘の3人暮らし。もう一人の娘は嫁ぎ、外孫が2人。かかりつけ医で、ついでにPSAを調べたところ値が高いと分かり、がんと判明。担当医に重粒子線治療が向いていると、やや性急に話を進められ、慌てて資料を集めた。知人からも話を聞き、思案した上で最終的に重粒子線治療を選択。併用して6ヵ月ホルモン療法を受け、その副作用で一時期苦労したが、現在は経過良好。重粒子線を薦めた医師にも大変感謝している。
語りの内容
要するに、1ヶ月もつという、1ヶ月に1回という注射すればいいという。それで6ヶ月やりましょうということですから、1ヶ月1回、もう1ヶ月やって、その後は3ヶ月ということだったんですけどね。もう1ヶ月を2回やったら、もうとてもじゃないけど耐えられませんと言ったわけですよ。そしたら、まあ、錠剤にしましょうと。で、錠剤にしたら、まあまあ何とか少し元気が出てきたと。
――どんな症状が出ましたか。
非常にだるくてね、意欲がなくなってね(笑)、ひどかったですね、あれはね。
――意欲がなくなったというのは、例えば日常生活でどんな感じになったんですかね。
日常生活でも、その、何か、意欲がなくなっちゃうんですね。
――普段こういうことができてたのにできなくなったとかいうこと、何かありますか。
いや、もうそれはね、あのー、あのときは本当にね、えー、何か、あれでね、家内がやっぱり隣で見ててね、非常に影響が大きいというのが分かったらしくてね、それで、まあ、一緒に、そのころは一緒に行ってましたからね、「とても何か負担が大きいみたいだ」ってこと言いましてね、そしたら、それじゃ、錠剤にしましょう。注射を錠剤にして果たして影響がなくなるのかと思ったんだけどね、確かに錠剤にしたら、割合ね、あの、楽になりましてね。
――楽になったというのは、具体的にどんなふうに変化があったんですか。
まあ、動きが、体が軽くなったというかね、少し動けるようになった。
――そうすると、体が動かないと。
動かないというかね、もう非常にだるくなってね、倦怠感というかね、そういうふうな感じでしたね。