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診断時:63歳
インタビュー時:71歳(2008年12月)

近畿地方在住で、妻と母の3人暮らし。2000年、妻に勧められて受診した人間ドックで大腸がんと前立腺がんが同時に見つかった。大腸がんの術後3ヵ月で前立腺全摘除術を受けた。2004年7月、リンパ浮腫を発症。病院では情報が得られず、リンパ浮腫と分かるまで、非常につらい思いをした。子どもや親戚がインターネットを通じて、リンパ浮腫の患者会を探してくれ、そこでたくさんのアドバイスをもらい、とても救われた。

語りの内容

それから、「手術をしよか」っていうことでしたんやけども、そのときには、浮腫とか何とかっていう説明は全然なかったんよ。ほいでまあ、リンパ浮腫も、リンパ節か、リンパ節も取るとか取らんとかっていうことも話はしてくれやらんだんけどね、うん。
そして、ちょうど丸4年たってからの7月の14日ぐらいに、ちょうど台風の後やと思うんやけどね。だから、ちょっとミカンつくっちゃったんで、倉庫がちょっと傷んだんで。ほいで、倉庫を直しに行って、梯子とかあんな脚立とかいうもんに乗って、いろいろ、まあ、ちょうど日中(ひなか)ぐらいかかったんかな。ほいで、昼戻ってきて、ひょっと汗かいちゃったんで、ちょっと、この服を脱いたら、足がものすごくぱんぱんに腫れちゃったんよ。ほいで、それでびっくりして、「こらまあ、転移してこんなになったんかいな」っていうことで。
ほいで、それから明くる日、その紹介状書いてくれた、先生んとこ行って、病院へ行って、診てもうたら、「こんなになったらなあ。なったんか?」っていうような言い方で、はっきりと説明してくれはんのよ。ほいで、「こら、おかしいな」って言うて、ほいで、それを妹があったんで、妹がインターネットを、まあ、あれはしてたんで。ほいで、あれ、会社か何ぞでインターネットか何ぞ、まあ、あったんやな。ほいで、それ、まあ、「調べてやら」って言うて。ほいでまあ、兄貴もインターネットの、何やしちゃるさけに、兄貴にも言うたら、兄貴もいろいろと、調べてくれて。ほいたら、結局、その資料とかあんなもん、送ってもうて。
ほいたらそこに、「浮腫、リンパ浮腫っていうもんです」っていうような、何かあって。ほいで、その中でいろいろと詳しいことは、やっぱり、書いてあったんで、ほいで、「ああ、リンパ浮腫やな」っちって。

私は: です。

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