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診断時:64歳
インタビュー時:71歳(2008年10月)

診断を受けたときには、近畿地方在住で、妻と2人暮らし。診断直後からホルモン療法を受け、開腹による全摘除術を受けたが、すでにリンパ節に転移しており、手術は失敗したと告げられた。その後、リニアックによる放射線療法を受け、ホルモン療法を続けていたが、ある時、ホルモン薬はあと3年ぐらいしか効かないと言われ、ショックを受けて4年通った病院から転院。その後、ホルモン注射を続ける煩わしさから、除睾術を受けた。

語りの内容

開腹手術しますと、8時間ぐらいかかりますよ、ということで、私、糖尿病持っとったもんで、血糖値がごっつい高いんですよ。で、それで、内科の先生、まあ内科のほうへ糖尿病は行くわけなんですけど、「これ(血糖値)は精神的なね、ショックでね、上がってるんです。一時的にはどうにでもなるんです」みたいな言い方をするんですよ。で、「どうでもなるってどういうことですか?」って言ったら、「インシュリンを打つんです」ってね。インシュリンを打つと、下がるらしいんですよ、希望の値までね。で、「それ、自分でやりますか?」って、まあはじめ、内科の先生がおっしゃった。私は長いこと、インシュリンやる気もなかったので、「いや、看護婦さんにやってください」ということで、まあそれは順調に下がっていったんですけど。1週間長く入院、血糖値を下げるために1週間先に入院させられたんですね。

私は: です。

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