
インタビュー時年齢30歳(2022年4月)
障害の内容:高次脳機能障害、目の障害(下斜筋の麻痺、複視と斜位)
診断された年齢:18歳
男性。18歳に交通事故に遭い、高次脳機能障害と診断された。
大学を休学して1年後に復学したが、物が覚えられず、座学や演習には時間がかかった。
また、相手の感情を察することができないためコミュニケーションが難しく、3年次の実習で単位を落として1年間休学。再実習を経て卒業し、看護師免許を取得。
回復期病院で1年間の勤務を経て大学院に進学した。
語りの内容
私、(就職の)面接の時に高次脳機能障害のこと言わないんですね。言ったら落とされるだろうっていうのは主治医からも言われていたし。
私自身も、言ったら落ちるだろうと思っていたので言わなかったんです。
だけど、看護師をできる気がしないところもあり。(それでも採用されたので、)入職前研修を受けてる時に、採血とか点滴管理、留置針などの研修もあったりしたんですが、そこで私、(針を使った侵襲行為で)パニックになって。
その段階で高次脳機能障害のことを伝えたら、病院側にですね。解雇というか、予告解雇と言い渡されまして。ちょっと対応ができなくなってしまったんで、いろいろ相談を病院に相談をしたりとかしたら。
結局、国家試験は受かったんだけど、3月の年度末時点で予告解雇を受けたから、無職、就職先が決まっていない状態で、3月の末にナースセンターに行って、
高次脳機能障害があっても働けるところがないかということを相談したら、どこどこにあなたに合うかもしれない病院があるっていうことを教えてもらって。そこの病院に(入職した)。で、1年間働いて3月末に退職。4月から大学院っていう感じ。
インタビュー11体験談一覧
- もともと協調性もあり、人と関わる仕事がしたいと看護師を選んだ。特別看護にこだわりがあるわけではなかった(テキストのみ)
- 採用担当者には障害を伝えていたが、我慢するかどうかは自分が決めることなので一緒に働く同僚には伝えなかった(テキストのみ)
- 入職前の実技研修でパニックになり、その時に障害のことを伝えたら予告解雇を言い渡されて違う職場を探した(テキストのみ)
- 自分の考えをまとめて話すのが苦手だったが、3,4行の日記をつけ始め読み返すことで気づくことがあり役だった(テキストのみ)
- 教員に免許が取れても看護師は難しいだろうと言われ、行政保健師の就職活動をたくさん受けたが面接で苦戦した(テキストのみ)
- 全体を統括する看護部長に伝えて、直属の師長には言わなかったが、誰にどこまで伝わっているかは問題だと思う(テキストのみ)
- ある領域の実習では比較的症状が軽い人や意思疎通のとりやすい人の担当にしてもらい、それは配慮だったように思う(テキストのみ)