
インタビュー時年齢40歳(2022年3月)
障害の内容:ベーチェット病(難病)
診断された年齢:28歳
関東地方在住の女性。ICU(集中治療室)で働いていた。
20代後半、ひどい貧血の症状が出るが、診断がつかず、輸血等の対処療法を受けて1年以上勤務を続けていた。
その後、様々な検査の結果、消化器系に炎症が起こる指定難病のベーチェット病と診断された。
看護が好きで仕事を続けたかったが、同じ病院に勤務する主治医に、この状態の看護師に自分の患者は任せられないからと退職を迫られ、やむなく退職した。
大学院に進学後、現在は看護教員として働いている。
語りの内容
正直な話、病院で働いてる看護師さんって、何かしらの病気を持ってる人が多くなるんですね。やっぱり30代以降になると。一緒に病棟で働いてた先輩たちも、抗がん剤をしながら働いてるとか、そういう先輩たちが多かったので。なので自分も診断がつく前にひどい貧血状態でも、勤務を休むという選択肢はありませんでした。
自分が勤務していた ICU(集中治療室)って確かに重症な患者さんも診るんですけど、実は一般病棟に比べて時間で上がりやすいっていうんです。8時間勤務だったら私は3交代だったので、8時半から働いて、引き継ぎやって17時には、ぴったり上がれるんですよね。
自分は仕事が終わり、次の準夜さんに交代できるんです。一般病棟だとそこからまだ延長して18時ぐらいまで働いて、病棟1周回っていろいろ雑務やって、18時19時20時とか、消灯の21時まで残ってる人が多いんですね。
でも私たちのICUは、ほんとにその8時間をしっかり働いて、もうそこの後は延長しないで帰るっていう、たまたまもしかしたら私たちの病棟がそうなのかもしれないんですけど、延長しないので。
一緒にICUで働いていた先輩たちも、抗がん剤治療をしながら働いているとか、そういう先輩たちが多かったので、働いてその後はもう完全に休みましょうっていう感じだったので、(貧血の数値も)確かに数値を聞いたら恐ろしい数値なんですけど、もうまひしてる考え方って言ったら変かもしれないんですけど。
もっとつらい先輩たちもいるから、自分がその値でも、抗がん剤でつらい思いしながら働いてる先輩より、自分が休むっていう選択肢にはなんなかったし、多分、師長さんたちもそういう考え方にはなんなかったのかなって、今、振り返れば思います。
(一方で、)診断が付いてある程度治療をやったら落ち着いたので、大体1~2カ月ぐらいで退院して病棟に復帰したんですけど、復帰した後は、病棟のほうも理解があったので、夜勤の回数を少し減らしてもらったりとか。
あとその頃リーダーをやってたんですけどリーダーの回数を少し減らしてもらったりっていう形で少し免除してもらって、かなり病棟的には師長さんもすごい、理解のある病棟で、やりやすかった感じですね。