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インタビュー時年齢:24歳(2019年3月)
障害の内容:肢体不自由(脳性麻痺)、電動の車椅子使用
学校と専攻:大学・表現学部(2013年度入学)
関東地方在住の女性。脚本家になる夢を持ち、視野を広げたいと思って大学進学を決めた。言葉による表現に関心があり、「表現学部」を選んだ。卒論で関心のあるテーマで論文を書きあげたことは、大変だったが楽しかった思い出。ゼミ仲間ともいい時間が過ごせた。現在は、大学で学んだことを活かしながら、広報のアルバイトを行っている
語りの内容
えーと、人に伝える、あの、文章で伝えることがすごく好きで……、うーん、やっぱその、日本語を、えーと、学ぶことで、人に伝えたり文章を、人に伝えることとか文章で、あの、表すこととかがちょっとでも自分の、あの、何ていうの、自分の、自分の好きなことに、つながるかなと思って、ここを選んで。
実際は、えーっと、実際どんな勉強をしたかっていうと、あの、えーっと……、日本語学で、えーと、卒論でやったのは、若者言葉を勉強し、まあ、勉強っていうか研究してて…。例えば、あの、「やばい」、「やばい」と「マジ」と、「めっちゃ」っていう言葉で、えーと…、「やばい」はこの状況では使えるけど、「めっちゃ」だと、この状況では言えないから、えーと、そこからどんな違いが見えてくるかみたいな勉強とか。
あとは、えーと、その、子供に、子供のために書かれた文学で…、文学で、あの、人物とか、その物語の背景を探ることで、えーと、この人物がどういう人物だったんだろうとか、この物語はどうしてこういう背景で何か作られたのかみたいな勉強をしたりとかしてました。はい。
専攻がそういうのだったので…、まあ、若者言葉の研究でどんな違い、その、言葉で同じように見える言葉でも何か、どんな違いがあるのかみたいなことを、えーと、卒業論文で研究して、まあ、大変だったけど楽しかったです。
――卒業論文のテーマは、やっぱりご自身で決められたんですよね。
はい、はい。
――じゃあ、そういう若者言葉に関心があったんですか?
何か、えーと、ある授業で若者言葉の話題に触れたことがあって、えーと、そのときに、何か、直感的に何か、自分の中ですごい面白さを感じたので、えーと…、先生、その3年生になってゼミを選ぶときに、これをやってみたいなと思って先生に、言ったんですけど。それまでは授業で触れた、ある授業でその若者言葉に触れたから、それをやってみようかなって思ったっていう感じですか。はい。
インタビュー10
- 推薦入試のための作文は、高校の先生に問題を準備してもらい見てもらった。面接も、何人かの先生に練習をしてもらって本番に臨んだ
- 脚本家になりたいという夢があり、それが大学に行きたいと思った最初のきっかけだった。大学に行き視野を広げる経験をしてみようと思った
- 文章で伝えることがすごく好きで、日本語の文章を使って人に伝えることが自分の好きなことにつながるかなと思い、卒業論文では「若者言葉」の研究に取り組んだ
- 大学で日本語について学び、普段何気なく使っている言葉を違う角度から見るような広い視野を持てるようになった。世界が広がったことで自分の成長を感じた
- 大学進学は自分には挑戦で、最初は不安しかなかったが、飛び込んだら出来るようになったことが増えた。挑戦した結果、思っていたのと違ったとしても今を楽しんでほしい
- 当時は大学でヘルパーが使えなかったので、食事の際は友人にスプーンを取ってもらうといったことをしていたが、トイレは頼めず、有料のヘルパーを頼んでいた