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インタビュー時年齢:21歳(2019年5月)
障害の内容:発達障害(ASD:自閉症スペクトラム、DCD:発達性協調運動障害)
学校と専攻:大学・マスコミュニケーション学部(2016年度入学)

首都圏在住の男性。両親と姉、兄の5人家族で育った。小さい頃から発達障害の傾向はあったが、大学4年の春休みに診断された。人との関係が難しいこともあるが、即興芝居を行うワークショップに出会い、それがとても面白くて熱中し、表現する意義を感じた。発達障害のことも、ブログなどで発信している。大学入学を機に四国地方から上京し、現在は一人暮らし。

語りの内容

えーと、まあ、休憩中にちょっとお話ししたんですけど、当事者研究っていうかたちで、まあ、僕は多分僕のことを書けば研究になると思うので。この間先生と、ゼミの先生と話したのは、自分がお世話になった療育センターに行って、担当してくれてた先生に、お話を聞くっていうのが一番いいかなって、その自分が成長した姿も見せられるし、大人になって、ちゃんと大人の話をするっていうのがストーリー的に僕はいいか、ストーリーというか話の流れ的にやりやすいし。
まあ、断られるかもしんないけど、そっちのほう、それをやったら何か、まあ、論文としての価値は上がんないかもしんないけど自分としての理解とか、そういうのが高まるというか、そういう感じな気がしてますね。なんで、多分当事者研究をして自分のことを書いて、えーと、まあ、お世話になった先生んとこに、行って、で、もし足りなかったら僕が読んできた(本の)著者の人たちに、まあ、声を掛けれたら声を掛けて、受けてくれるんであれば、まあ、話をちょっと聞きに行くっていう感じなのかなって思っています。はい。

――その卒論って、ある意味、自分でテーマを選んでよくて、最後大学の集大成というかまとめになるのかなと思うんですけど、そこでやっぱり、あ、発達障害のことをやろうって思った、ご自身のことをやろうと思ったのは何か、何でだったんですか。

理由ですよね。本当、最初は、インプロ(課外活動で行っていた即興芝居)について書こうと思ったんですよ。今その、そういう活動もしていますし。だけど、卒論と自分の趣味ではないですけど趣味を一緒にしてしまうと、もったいないなと思って。発達障害も研究したわけなんで、研究というか調べてきたわけなんで、何か、駄目だなって思ったんですよ。
それ、それをしたかったっていう気持ちも本当なので、だったら2つ。ある意味、僕にとったら卒論2つあるんですよね。インプロのことを書く、まあ本と、その発達障害、まあ、自分にとっての障害、自分はどういう人かっていうのを書くっていうのが卒論で、まあ、2つ、ある意味卒論を2つ抱えてみたいな感じで、どっちもやりたいので…。
さっきも言ったとおり、僕はしたいっていうものが少ないので、何か、それを、尊重してあげたほうがいいかなって、自分のためになるかなって思ったし、親がやっぱ心配しているんですよ、就職のこととか、学校のこととか。なんで…、まあ親のためとかにもなるし…、いいかなって。このインタビューも、まあ、いつウェブに載るか分かんないんですけど、それをすれば、たまたま僕の知り合いが見て、あ、こういう活動をしているんだとかっていうのを見てもらえるし、だから何か、したいことだし、やろうかなって思いました。

私は: です。

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