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インタビュー時年齢:24歳(2019年3月)
障害の内容:肢体不自由(脳性麻痺)、電動の車椅子使用
学校と専攻:大学・表現学部(2013年度入学)
関東地方在住の女性。脚本家になる夢を持ち、視野を広げたいと思って大学進学を決めた。言葉による表現に関心があり、「表現学部」を選んだ。卒論で関心のあるテーマで論文を書きあげたことは、大変だったが楽しかった思い出。ゼミ仲間ともいい時間が過ごせた。現在は、大学で学んだことを活かしながら、広報のアルバイトを行っている
語りの内容
えーと、一応、こんな私が言うのもあれなんだけど、えーと…、挑戦して、挑戦、取りあえず、まあ、いろいろ、まずはやってみてほしいかなって思っていて。で、その挑戦がたとえ失敗したとしても、えーと、学べることとか、たくさんあると思うので、まずは挑戦して、そこからたくさん学んでいってほしいかなって思ってます。はい。
――ご自身にとっても大学に行った、学んだっていうことは挑戦だった感じですか。
はい。最初はやっぱ不安だ、いろいろ、あの、ヘルパーが、制度的に、使えなくて、まあ、どうなるんだろうっていう不安しかなかったんですけど、その、実際に、飛び込んでみたら、えーと、自分が…、自分から積極的に、ヘルパーとか家族以外の人に簡単な、例えばファイルを片付けてくださいとか、そういう簡単な介助なら、頼めるようになったこととか。えーと、通学も最初は全然道とか分かんなくて、あの、通学とか学内の移動とかも全然最初はどこに何があるかとか分かんなくて、覚えるのに苦労したんですけど、その、やってみて、一人で、通学ができるようになったりとかしたので、まあ、まずはやってみて、失敗しても、そこ、そこから学ぶことってたくさんあると思うので、まずは…、まあ、やってみるっていう、挑戦してみるっていう、ことが大事なんじゃないかなって思います…。思います。はい。
とにかく、あの、今通っている人には楽しんでほしいです。やっぱ…、私も最初、受けた大学、最初行こうと思ってた大学とは違う、違いましたけど、何かその、その大学になったからこそ、何か分かる楽しさとか学びっていうのがあると思うので、取りあえず、あの、4年間、えーと…、出会いとか、挑戦する気持ちを大切にして、えーと、楽しく有意義な…、大学生活を送っていただけたらいいなと。で、今、大学、考えている人には、最初は不安かもしれないんですけど、やっぱ、あの、行ってみることで何か、その後の将来に影響することとか出てくるかも、しれないので、もしよかったら行ってみてください。はい。そんな感じ。
インタビュー10
- 推薦入試のための作文は、高校の先生に問題を準備してもらい見てもらった。面接も、何人かの先生に練習をしてもらって本番に臨んだ
- 脚本家になりたいという夢があり、それが大学に行きたいと思った最初のきっかけだった。大学に行き視野を広げる経験をしてみようと思った
- 文章で伝えることがすごく好きで、日本語の文章を使って人に伝えることが自分の好きなことにつながるかなと思い、卒業論文では「若者言葉」の研究に取り組んだ
- 大学で日本語について学び、普段何気なく使っている言葉を違う角度から見るような広い視野を持てるようになった。世界が広がったことで自分の成長を感じた
- 大学進学は自分には挑戦で、最初は不安しかなかったが、飛び込んだら出来るようになったことが増えた。挑戦した結果、思っていたのと違ったとしても今を楽しんでほしい
- 当時は大学でヘルパーが使えなかったので、食事の際は友人にスプーンを取ってもらうといったことをしていたが、トイレは頼めず、有料のヘルパーを頼んでいた