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インタビュー時年齢:34歳(2019年7月)
障害の内容:視覚障害(全盲)
学校と専攻:大学・社会福祉(2003年度入学)

中部地方在住の男性。生まれつき弱視で、小学校は普通学校に入学し、10歳で全盲になったため、5年生で盲学校へ転校。その後、高校卒業まで盲学校で過ごした。大学は福祉系に進学し、実習等を経て社会福祉士の資格を取得した。小6の時に出会って続けてきた和太鼓を仕事にする傍ら、社会福祉士の資格を活かして講演活動を行っている。

語りの内容

え ー、ごくごく当たり前に、誘導を申し出てくれる道行く人がたくさんアメリカにはいて、1回カウントしてみたら15分間に6人の方が、ちょっと一緒にあそこまでだったら誘導するよとか、あ、目の前の信号青だからもう渡っていいよとか、そのまま行くとごみ箱にぶつかるから右に、もうちょっとこう、よけたほうがいいよとか、本当にこう、その人が、負担にならない、ちょこっとした、サポートっていうのを当たり前にしてくれるっていう、世の中であるという、ことを実感して。
えー、まあ、学問的な学びにおいては本来、能力があれば学べたであろうことの本当10%、20%いくかいかないかぐらいしか、学べなかったとは思うんですけれども、実際にアメリカという土地にいたことで、現地の人たちが障害をどういうふうに取り扱うのかみたいなことについては、かなり、肌で感じることができたので。
まあ、そういう意味ではとても、(現地で学問をしようと思っていた)当初とは方向性はだいぶ異なりましたし、挫折感というのを、まあ、生まれて初めてに近いぐらい大きな挫折を味わったんですけれども、それでも、うーん、何かこう現地で学びたいと当初思っていたことに近いことは、学べたと思いますし。

私は: です。

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