支援者たち

何人かの女性たちにとっては、病中病後、家族は大きな支えの源であり、数人は、特定の家族や親類がいかに励ましてくれたかについて話していました。ある若いシングルマザーは、家族は海外に住んでいるのだが、娘がどれほど重要な支えになったか話していました。他に、兄弟姉妹や成人した子ども、孫から支えてもらったと話す人もいました。

数人の患者たちは、病気のおかげでどのように家族の親密さが深まったり、家族のいろんなメンバー同士の関係がよくなっていったかについて述べていました。ある患者は、いかに家族が寄り集まって助け合い、乳がんに関する情報を探し出してくれたかを話していました。また、パートナーが提供してくれた感情的な支援と実際的な支援について話す人もいました(ボディイメージを参照)。

インタビューに答えた何人かの人は、病気の間中を通して、どれほど友人が助け、勇気づけてくれたかを話していました。何人かの友人は診断に向き合うことが困難でしたが、他の友人とは、より親密になり、より理解してもらえるようになったと言っている女性たちもいました。近所の人たちもまた、何人かの患者にとって重要な支えの源であり、いかに周囲の人たちが買い物や料理という実用的な手助けをしてくれたかを回想していました。

ある女性たちにとっては、信仰心や神の存在を信じることがかけがえのない支えでした。何人かの患者が病気に立ち向かうためにどれほど信仰心が役立ったか、またそれによって得られた安らぎについて述べていました。

多くの女性たちは、ブレストケアナース(乳がん専門の看護師)から得た情報や支援について論じており、数人の患者がアドバイスや励ましの言葉をもらうために、看護師と連絡を取っていたと話していました。他に、専門のカウンセリングを受けて、自分の気持ちについて話をしたり、理解するのに役立てたという人たちもいました。

他の患者の存在は、何人かの女性たちにとっては、アドバイスや情報、感情的な支援を得られる重要な拠り所でした。また、共通の体験から生まれた、他のがん患者との仲間意識や結束感について論じている人たちもいました。

ある女性たちは、治療が終わって支えを失った感じがしたと言っていました。似たような経験をしてきた他の人たちと不安や心配について話し合うことが重要であると強調する人もいました。何人かのインタビュー回答者にとってサポートグループはこの欲求を満たすものであり、サポートグループに参加することが病気と人生のどちらにもよりよく立ち向かっていく助けになったと話していました(サポートグループを参照)。

2017年10月更新

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