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インタビュー時:50歳(2010年4月)
関係:妻(夫を介護)
診断時:夫58歳(インタビュー本人02)、妻48歳

2008年に夫が若年性アルツハイマー型認知症と診断を受けた。夫婦・息子2人の4人暮らし。フルタイムで仕事をしている介護者は生活の中に様々な工夫を取り入れて、夫が日中、自宅で過ごせるようにしている。また、診断後、若年認知症家族会に連絡をとり、情報や精神的支援を受けてきた。夫は家族会のボランティアに参加(週1~2回)し、働く場があることを喜んでいる。

語りの内容

あの、今まで、サラリーマンをやっていたんですよ。だから、サラリーマンって通勤をすることが、すごく、規則正しい生活の訓練になるじゃないですか。なので、多分、わたしを送りに行かなければ、1日寝ている話になるかもしれないんですよ。で、わたしは通勤するので、同じ時間に起きて、規則正しく朝食を食べて、そうすると、必然的に薬をきちんと飲みますよね。だから、そういう規則正しい生活をするために、一緒に送ってもらって通勤をする、あの、擬似通勤をするっていうのも一つ工夫なんですよ。で、外に出ると。そうすると、いろいろ、いろんな人が、あの、毎朝会いますので、そういう人たちと、こう、何とかみて、あ、きょう、こうだねと。で、電車に乗って、あの、実は、うちの通勤電車って富士山が見えるんですね。で、富士山すごい好きなので、ま、あの、電車の窓から富士山を見て、「きょうは、見えるけど、あの、ちょっとかすんでいるね」とか、「きょうは見えないね」とかいうことを、やっぱり、自然をみて感動したり発見するっていうことで、やっぱり、訓練になると思うんですね。意識的にそうやって、外に出したり、規則づけるようなことを日常の生活に入れるように工夫をしています。

私は: です。

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